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医薬品業界の政策・市場・技術の動きを、公開情報をもとに毎月まとめています。
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CEO 山本正也が NewsPicks で発信する、医療・ヘルスケアのコメント。
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ナルコレプシー新薬 ― 対症療法から病態介入へ
武田薬品のナルコレプシー新薬オベポレクストンは、症状を抑える対症療法から、不足したオレキシン2受容体シグナルを補う「病態メカニズムそのものへの介入」への転換点です。眠気の軽減にとどまらず生活機能全体の回復が期待できますが、今後は承認後の長期安全性・薬価・日本でのアクセスが論点になります。
膵臓がん新薬とスペシャリティ医薬品のアクセス
RAS/KRASを標的にした膵臓がんの新薬が、全生存期間中央値を6.7カ月から13.2カ月へ延ばしました。長年“創薬困難”とされた領域での前進は大きな希望ですが、今後は承認・薬価・日本でのアクセスが焦点になります。
フライドポテトと糖尿病リスク ― 食べ方の問題
問題は「じゃがいも」ではなく「フライドポテトという食べ方」です。BMJの研究では週3食のフライドポテトで2型糖尿病リスクが20%上昇する一方、ゆでる・焼く・マッシュなら有意な上昇は見られませんでした。予防の観点では「禁止」より「置き換え」が現実的だと思います。
精神疾患11億人 ― 医療を超えた社会課題
精神疾患は世界で約11.7億人に達し、もはや社会インフラの課題です。本人の弱さではなく早期発見・早期介入が必要な健康課題として、相談導線から治療継続・職場復帰までを社会で整える必要があります。
口臭は予防医療の入口
口臭は「清潔感」の問題として語られがちですが、実際には歯周病や唾液量の低下など健康のサインでもあります。マナーとして個人に責任を押しつけるより、定期的な歯科受診と口腔ケアの習慣化が大切です。口臭ケアはエチケットではなく、予防医療の入口だと捉えるべきテーマです。
“座りすぎ”の社会的損失と予防投資
1日8時間以上の座位行動に関連する経済負担は年約2,825億円と推計されています。座りすぎは個人の生活習慣ではなく、医療費・生産性・介護リスクに直結する社会課題であり、職場や家庭の行動設計による予防投資が求められます。